【来場御礼】ハーモニカ彩色


日付変わって昨日、ソロライブ無事に終演いたしました。
雨の予報でしたが、晴れ女の面目躍如。
雨が上がって一安心でした。

とても久しぶりの完全無伴奏ステージ。
キャリアをスタートさせてから、なるべく毎年1回は
自分の修養の場としてのコンサートを設けてきましたが
昨年一昨年と開催が叶わず、今年3月、南青山のマンダラさんで
チェロとピアノとのコンサートに参加させていただいたことをきっかけに
またこのステージに立つことができました。

今回はCDアルバム「彩~irodori~」と「歳時記」をかけて
このライブを「ハーモニカ彩色(さいじき)」と名付けました。
私がハーモニカを始めてから今までの年月、
応援してくださった方々への恩返しの気持ちと
亡き父や恩師・佐藤秀廊先生へのオマージュ、
そして、これまで培ってきたステージの時間を表す言葉にぴったりだと
思ったからです。

実は昨日まで(毎度毎度のことですが)
緊張のあまり胃が痛くなって食事をするのも一苦労、
普段しない練習をふんだんにしたので、舌が痙攣を起こしかけたりと
絶不調な上、久しぶりの無援護射撃舞台だったので
直前の精神状態は最悪という、
いつまで経っても慣れることない、このルーティーン。
(舌の痙攣は初めてだったので、前日は整体に飛び込み)

でも不思議とステージに上がって楽器を構え、吹き始めると
スッと地に足がついて、ああ、私のいる場所はここだ、という気持ちになります。
演奏に関しては、まだまだ足りない部分や不出来な部分は
たくさんたくさんあるし、どれだけやってもゴールは見えないでしょうけれど
直前にどんなに苦しくて投げ出したくなっても、やっぱり私は音楽が好きで
ハーモニカが好きで、ステージが好きなのだ、と感じました。
ステージ上でもお話しましたが、
父の望んだ「普通の」生活ではないかもしれないけれど
いま、私は自分の使命を果たしていると思えます。

もしかしたら(もしかしなくても)
複音ハーモニカはこの先衰退していくジャンルかもしれません。
私たちの世代は、クローザーになるのかもしれません。
私はそれでもいいと思っています。
そうなる前に飽きてしまうかもしれない。(飽きるほどやってみたい)
ただ、その日が来るまで「やりきった」と言えるように
ほんのちょっとずつでも、前進できたらと思います。


前回に引き続きBS-TBS「おんな酒場放浪記」の皆さまから
艶やかなお花をいただきました。


母校・明治大学ハーモニカソサエティーOB会の先輩方からも
豪華なお花を頂戴いたしました。

お運びくださった皆様、スタッフの皆様、今まで応援してくださったすべての皆様に
感謝を込めて。

またこれからも応援のほどよろしくお願い申し上げます。

【来場御礼】ハーモニカ彩色」への1件のフィードバック

  1. クローザー いいじゃないですか!
    戦さの時代も常にしんがりが最も優れた武将が務めていたはず!です。

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