初春歌舞伎

東京は暮れからずっと
気持ちのよい晴天が続いています。
この青空のように穏やかで気持ちのよい一年になるといいですね。

毎年恒例の国立劇場初春歌舞伎公演に行ってきました。
菊五郎劇団の「姫路城音菊礎石」。

ロビーでは正月公演らしく獅子舞も。


「姫路城音菊礎石」は
20年ぶりの筋を大幅改定したものらしいです。
幕開けからあんな趣向が凝らされているとは!!
さすが菊五郎劇団。
客席からの手拍子が止まらない。

劇団をまとめるのは当然、菊五郎丈ですが
中心を担うのは松緑・菊之助・梅枝という構図。
特に、松緑丈が飛び出してくると舞台が引き締まる。
「華」にもいろいろな種類があるのだと感じます。
菊之助丈も、少しずつ立役が摑めてきたでしょうか。
ただ、立役の踊りや表情の作り方がやはりどことなく
海老蔵に似ているような気がするのですよね。。。
もし同じ師匠についているとしても(憶測ですが)
團十郎の芸と菊五郎の芸は違うので
あまりそちらに行かないでほしい。
好きとか嫌いとか良い悪いではなくて。
まあでも芸は何事も「守破離」ですから、
私たち世代はまだまだ「学ぶ」=「真似ぶ」=「守」が大事。

この辺のお話はレッスンにも通じるのでまた改めて。


ロビーには会津末廣酒造さんの樽。
今年はチケット購入に出遅れて初日が取れず
振る舞い酒はなし。
今年は菊之助の子息・和史くんのサイン入りの桝が
当たったかもしれなかったらしいので
大変残念です。。。
和史くんと眞秀くんもしっかりと舞台を務めていましたね。
特に眞秀くんはとても大きな声で生き生きと演じていて
可愛らしい狐でした。
和史くんは、舞台が嫌にならないといいなあ。。。


歌舞伎にちなんだ羽子板も飾られていて華やかです。


正月はやはり着物で。
今年は母の下したてを着せてもらいました。
母は私の着物を着ている。
いつの間にか似合うようになっている。

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