花一看”やまとごころ”

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毎年お初釜の末席に加えていただいている
星岡主宰・井関宗脩先生と薩摩琵琶奏者・友吉鶴心(ともよし かくしん)さんの
対談演奏会にお招きいただき伺いました。

そもそもは、8月の道山さんの演奏会に伺った際、
客席で井関先生をお見かけしお声をかけたところ
井関先生は大河ドラマの収録で鶴心さんとお知り合いになり
演奏会にお見えになっていたというお話。
私も薩摩琵琶との演奏をするのです、とお話ししましたら
対談をするからいらっしゃい、とお招きをいただきました。

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花一看とは、鶴心さんがライフワークとして
毎回多彩なゲストをお招きになりながら
続けていらっしゃる対談演奏会。

まず対談では、「やまとごころ」とは何かというテーマで
日本人の心、考え方、また五節句について
井関先生がお話しなさいました。
日本の節句や古来のものの考え方について述べる時
「陰陽五行」が根幹にあるということで
お節句のお話から桃太郎のお話、
果ては手術をする時に最適な日取りの選び方まで教えていただけました。

演奏の方は、毎回のゲストがその日演奏する曲を選曲するというもので
この日はなんと「敦盛」でした。

平敦盛は熊谷直実に討たれてしまう御曹司。
まだ15〜16の美少年という。
彼にはいろいろな伝説があり、
「天皇の御落胤であったため、
討たれたと見せかけて実は生き延びた」
などというのは歌舞伎/文楽の筋書きになっています。

笛の名手であったため、祖父忠盛から
「青葉」という銘の下賜の笛を受け継いだという話を元に
「青葉の笛」という曲ができました。
先日の演奏会で青葉の笛を演奏したので偶然とはいえびっくり。

大変に勉強になるひとときでした。

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次回には、橋本治さんが御登壇とか。

橋本治さんも一時期はまった作家さんなので
どんなお話をなさるのか興味津々。。。

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