先日、紀尾井ホールの邦楽専門小ホールで催された
「春の調べ〜美しき日本の言葉と調べを味わう会〜」に
お邪魔しました。
お天気で赤坂迎賓館がよく見えます。
舞踊あり、琴尺八あり、朗読あり、落語ありと
その名の通り日本の言葉と調べが満載の会でした。
谷崎潤一郎の名作「春琴抄」を朗読なさった俳優座の中寛三さんとは
尊敬するピアニストで友人の細田真子さんの会で知己を得、
真子さんと共演する際にお目にかかるばかりで、
中さんの会には今回初めて伺うことができました。
大谷崎の日本語は文章として美しいがゆえに、
抑揚、呼吸のタイミング、リズム感など
朗読をするのは非常に難しいと言われますが
大ベテランの俳優さんだけに肚の据わり方が違って
映像と音楽が同時に思い浮かんでくるような舞台でした。
落語は瀧川鯉昇師匠の創作「茶の湯」。
ご隠居がよく知らない茶の湯に挑戦でとんでもないことになるというはちゃめちゃ具合に
クスクスからあははまで、自分の笑い方の幅を再認識しました。
お誘いいただいた真子さん
ありがとうございました。