第35回F.I.H.コンテスト

image

6月6日は楽器の日だそうです。
そんな週末は恒例「第35回F.I.H.JAPANハーモニカコンテスト」でした。

結果は以下の通り。

【クロマチック クラシック部門】
1位:佐藤智充さん「Fire Brand」
2位:錦織のり子さん「Toledo」
3位:榎本浩美さん「Excursion」

【クロマチック ジャズ・ポップス部門】
1位:中尾彰信さん「THE GOOD LIFE」
2位:大山紀子さん「MEGALITH」
3位:松岡直樹さん「情熱大陸」

【複音部門】
1位:大野美佐子さん「ジプシーの踊り」
2位:加藤精吾さん「『城ヶ島の雨』による幻想曲」
3位:斎藤隆さん「『出船』夜想曲」

【デュオ部門】
1位:ぽけってぃーの「青春の日々」
2位:tranquillo「二つのバイオリンのための協奏曲」
3位:マカロン「1771」

【アンサンブル小編成部門】
1位:トライアングル2015「三和音」
2位:ハニーダイヤモンド「シボネー」
3位:Joy夢「バルセンチーノ」

【アンサンブル大編成部門】
1位:八連符「アメリカン・パトロール」
2位:バロック・ハーモニカ・ソロイスツ「『四季』より『春』第一楽章」
3位:湘南ポラリスハーモニー「アルルの女 第一組曲より『カリヨン』」

グランプリは、佐藤智充さん。
久しぶりにクラシック部門から出ましたね。
皆さま、おめでとうございます!

審査員の先生のお言葉から印象的なものをいくつか。

「演奏は家を建てるのと同じで、どんなにいい木材を使って凝った設計でも、
土台(基礎)がしっかりしていないとダメなんですよ。」
「特にアンサンブルでは、ハーモニカに向く曲、ハーモニカにしか出来ない表現を選びましょう。」
「歌として、聴衆を感動させられる歌心を持ちましょう。」
「ハーモニカの人はたいていハーモニカ仲間しか持ちませんが、もっと視野を広げるためにも、他の楽器の方との交流を広く持ちましょう。」
「原譜を参照しましょう。特に荒城の月はハーモニカの譜面と原譜ではまったく違うところがあります。」
「複音は日本的奏法と言う素晴らしい武器がありますが、それに翻弄されて音楽の本質が見えていない。歌(音楽)そのものの構成をしっかり把握/理解することと、呼吸のコントロール含め音楽を奏でられるように。」

などなど。

個人的に嬉しかったのが、大学時代に通っていた竹内教室で
同門だったMちゃん(当時小学生)が
この度めでたく本選出場していたこと。
今回入賞は逃してしまったけれど
締め切りの2週間前に思い立って猛練習→本選出場というのは
素晴らしい集中力と技術力です。
おめでとう、Mちゃん。

先日取材に伺った中大ハモソの現役のお嬢さんが客席に居たり
立教ハモソのOBさんが出場していらしたりと
クロマチックは若手が出てきてて嬉しい反面、
複音の高齢化はどうしようもないのか、とも思う。

ゲスト演奏には審査員の和谷泰扶先生、崎元譲先生のほか
昨年グランプリの山下伶さん、複音奏者の岩間朱美さんと
クロマチックのマツモニカさんがいらっしゃいました。

帰り際、呼び止められて
マツモニカさんとなぜか平松悟さんと3ショット。
それでもってその後マツモニカさんに説教くらいました。
今度から彼のことは「マツモニカの旦那」と呼ぼう。

image

 

第35回F.I.H.コンテスト」への4件のフィードバック

  1. 個人名をイニシャルに変えてもらうことは可能でしょうか?

  2. ご要望であれば消去いたします。
    失礼しました。

  3. 無理を言ってすみません。仕事柄、インターネットで名前で検索されてヒットされると困るもので。(過去にボランティアの活動をされていた社員が仕事を辞めることになったので)対応、本当にありがとうございます。

  4. 11さま
    ご事情を含めてのご指摘ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です