名古屋

先週末は名古屋に呼んでいただきました。

明治大学ハーモニカソサエティーの大先輩でもあり
こちらで指導者としてもご活躍のSさんの教室合同発表会。

目玉は「100人合奏」
100人が舞台に乗って3曲披露されました。
大人数でアンサンブルを組むのは大変だったと思います。

今回の衣装は春らしく。
着物の生地を使った、日本人女性デザイナーさんの一点もの。
袖や裾は十二単をイメージしているそうです。

お世話になりましたみなさんありがとうございました。

麟閣

さてその鶴ヶ城の一角に茶室「麟閣」があります。

三千家の祖となった二代少庵が、千利休自刃の後
秀吉の怒りが解けるまでこの鶴ヶ城に身を寄せていた折に
この茶室を建てたといわれているそうです。

鶴ヶ城建て替えに伴い個人所有となっていたものが
現在、再び鶴ヶ城に移築されているそうで
看板(?)には三千家の花押がありました。

表千家

裏千家

武者小路家

このころは雪で寒うございましたが
今頃はきっとよい季節でしょうから
ここで一服お茶をいただきたいですね。

鶴ヶ城

4月も暖かくなりましたが雪の写真。


会津若松鶴ヶ城。
この2枚の違い、おわかりになりますか?
左は私が撮ったもの。
右はプロが撮ったもの。

ほぼ同位置からの構図ですが、木の枝の映り込みが違います。

左上の空間に枝を入れると空間に奥行きが出る(確かに!)そうで
ぐっと画が引き締まりますね。

雪の鶴ヶ城、赤瓦に白い壁、黒い石垣が美しゅうございました。

体内時計+

昔から活字虫で、なにかしらの活字を追っているのが好きでした。
いまも、なるべく本を持っていきます。
もっぱら文庫本。
古本も嫌いではなく、神保町界隈をフラフラしています。

この間見つけた、寺島しのぶさんのエッセイ。

赤目四十八瀧よりもずっと前から気になっていた女優さん。
大女優富司純子と尾上菊五郎の娘であることを
ずっと背負いもがいてきたお嬢さん。
菊之助になれなかった梨園の娘。
想像通りでもあったし、新たな発見もあった。

この人と私は似ている、と思う。
どこが、といわれるとうまく表現できないけれど。
そして、私は似ているという人は世の中にごまんといるだろうけれど。

折しも真秀くん初舞台のニュース。
叔父様(菊之助丈)によく似た大きな目。

しのぶさん、
本当におめでとうございます。

こちらが一方的に存じ上げているだけの関係だけれども
涙が出るくらいうれしかった。
心からの祝福を。

SING

いつの間にか4月になっていましたね。
映画「SING(吹替版)」観てきました。

今まであまり吹き替え版というのを好んで観たことがありませんでしたが
今回は宣伝の時点で面白そうだったので、まず吹き替え版を選びました。

登場動物たちがいきなり歌い出すわけではないのでミュージカルではありませんが、
個人的には「ラ・ラ・ランド」よりも好きかなぁ。

お気に入りのシーンは
ぶたのお母さんが家中にカラクリ装置をつけてしまったり
スーパーで踊りだすシーン。
お気に入りのセリフは
ひつじの親友が「洗えよ。オレが拭いてやる。」というセリフ。

それにしても、齢90を越すと噂される昔のスーパーディーバが
現役時代の回想シーンで歌う曲がThe Beatlesの「Golden Slumbers」だったり
シャイな象のミーナがみんなを幸せにする曲がStevie Wonderの
「Don’t you worry ‘bout a thing」だったり
自己中のジャズネズミが歌う曲がマイウェイだったり(山寺宏一さんの歌声!)
子供向けでもあるが故に時代の移り変わりを激しく感じたのでした。

こういう映画が平和でいいなぁとしみじみ。
字幕版も観に行こうかな。

末廣酒造さん

福島は米どころ酒どころですから
もちろん、酒造さんにもお邪魔いたしました。

末廣酒造」さん

立派な杉玉が青々と櫓に!!

蔵の中も見学させていただきました。
末廣酒造さんは、山廃仕込みの元祖だそうで
大きく説明がありました。

ジャンプコミックの「いっぽん!!」第3巻にも
登場するほど有名なご当主


よく似てる!!

とにかくお話がお上手で
ダジャレの自動製造機みたいな方で
(ラジオで番組もお持ちだったことがあるとか)
お話し中ずっと笑いっぱなしでした。

併設の蔵を改装したカフェで、
麹を使ったシフォンケーキもいただきました♡

試飲コーナーでは、大吟醸を温燗(45℃)にするという暴挙
ではなく新しい贅沢な飲み方をご当主に教えていただきました。
「お大尽飲み」と心の中で呼んでみた。
香りが立ち上ってさらにふくよかでまろやかになって幸せでした。

お土産もたくさんいただいてしまい恐縮です。


今日はこれで一杯。。。

ありがとうございました!!

9回目の発表会

地元の初心者講座から発足したサークルの皆さんが
自主的に開いている発表会が今年で9回目を数えました。
すごいね~。

昨年から何名か増え、兄弟サークルの皆さんや
OBさんも駆けつけてくれるのでだんだん賑やかな会になります。

くじ引きでトリになったのは新人のSさん。
まだ一人では不安だからとご主人のギター伴奏で。
衣装も揃えてばっちりでした。

来年10回目に向けて皆さん頑張ってください。

春の調べ

先日、紀尾井ホールの邦楽専門小ホールで催された
「春の調べ〜美しき日本の言葉と調べを味わう会〜」に
お邪魔しました。

お天気で赤坂迎賓館がよく見えます。

舞踊あり、琴尺八あり、朗読あり、落語ありと
その名の通り日本の言葉と調べが満載の会でした。

谷崎潤一郎の名作「春琴抄」を朗読なさった俳優座の中寛三さんとは
尊敬するピアニストで友人の細田真子さんの会で知己を得、
真子さんと共演する際にお目にかかるばかりで、
中さんの会には今回初めて伺うことができました。
大谷崎の日本語は文章として美しいがゆえに、
抑揚、呼吸のタイミング、リズム感など
朗読をするのは非常に難しいと言われますが
大ベテランの俳優さんだけに肚の据わり方が違って
映像と音楽が同時に思い浮かんでくるような舞台でした。

落語は瀧川鯉昇師匠の創作「茶の湯」。
ご隠居がよく知らない茶の湯に挑戦でとんでもないことになるというはちゃめちゃ具合に
クスクスからあははまで、自分の笑い方の幅を再認識しました。

お誘いいただいた真子さん
ありがとうございました。

台湾

ちょっと台湾へお墓詣りに行ってまいりました。

佐藤秀廊先生はご健在の頃
日本の冬は寒いからと、
台湾の高雄市に避寒のために
滞在なさっていたことがあります。

長いことその習慣は続き、何度か台湾で演奏会も開かれました。

そのご縁で佐藤先生は、あちらの名士のお嬢さんのLさんが
日本の大学に留学なさる際の後見人をつとめていらっしゃいました。
Lさんも佐藤先生ご夫妻を日本の両親と慕って、
いつも気にかけてらっしゃいました。

そんなLさんと初めて出会ったのは、私が3歳の時!

以来、家族ぐるみでお付き合いが続き、
出来たばかりのディズニーランドへ行ったり、
お正月に着物を着たりお花見をしたり、
彼女のご両親が来日した際には一緒に旅行へ行ったり、
私の両親にとっても妹のような存在でした。

佐藤先生がお亡くなりになった時も
父が遺体になって帰ってきた日も
仕事を休み会いに来てくれたものです。

昨年暮れに彼女のお父様が亡くなり
お母様が憔悴のあまり具合を悪くされたと聞いていたのですが、やっと訪台が叶いました。

お墓詣りも済み、何年かぶりにお母様にもお会いできて
幸せなひととき。

ありがとうございました。