毎年6月最初の週末に行われる
世界ハーモニカ連盟日本支部主催の
F.I.H.ハーモニカコンテスト本選ライブ。
今年は37回目を数えます。
3月のテープ審査を勝ち抜いた猛者たちが
日ごろの成果を競います。
毎年できるだけ観戦しているのですが
年々レベルが上がってきているのを実感します。
今年はなんと、初めてゲスト演奏者として呼ばれました。
出場者でないにしてもコンテストの場に身を置くのは10年ぶり。
皆さん直前までものすごい勢いで練習をなさっていて
本番前に疲れてしまうのではないかと心配になってしまうほど。
右も左もわからないうちにコンテスト卒業しておいてよかった。。。
今回は若手の台頭が目覚ましく、
上位入賞者には10~30代が多く見受けられました。
やっぱり、ハーモニカ界ではいくら50代が若いといっても
学生さんの若さには敵わないと思うのね。
審査員の先生方の講評には、毎回レベルが上がっている収穫として
・今回はテクニックにのみ必死になるのではなくて、音楽の構造を考えて旋律を歌っていこうとする人がいた
・久しぶりに書き譜ではないアドリブがきけた
などが挙げられました。
また、アンサンブルの課題としては
・一つのパートが役割を2つも3つも果たすべし(小アンサンブル部門)
・演奏者がみな、同じ感覚を有すべし(大アンサンブル部門)
というアドバイスがありました。
このコンテスト初回から審査員を務めていらっしゃる先生は
「人を感動させるにはテクニックだけでなく人生経験など年季が要ります。
ですから皆さん、今回のいい成績はスタートだと思ってください」と
講評を締めていらっしゃいました。
コンテストの結果はこちらから確認できます。
一日お疲れ様でした。