歯科診療とハーモニカ奏者(後編)

前編からの続き

さて閑話休題。

今日、歯科検診に行って、はた!と思いつきました。

きっかけは母の一言。

「私、いつも衛生士さんに笑われちゃうのよね、舌がうまく動かせなくて。。。」

どうやら、無意識に舌で器具を追いかけて
衛生士さんの邪魔をしてしまうのだそうです。

私は怒られたことも笑われたこともありません。
なぜなら、自分の口の中が手に取るようにわかるから。

どこに器具があるから、どこに舌を「しまえば」邪魔にならない、
ということがある程度わかるので、自分の意志でそこに舌をもっていきます。

複音ハーモニカの奏法習得の際、
私たちは嫌と言うほど舌を意識させられます。
上下左右前後、必要とされるタイミングで
しかるべき場所に置いたり
動かしていかなければなりません。
それだけでなく、口の大きさも変えていきます。
1穴の半分の大きさから、9穴まで。

入門したてのころは、何を言われているのかさっぱり。
日頃、食事や会話などのあらゆる場面で
舌を「無意識に」使っているのにも関わらず、です。

「無意識に」から「意識的に」
覚束ないながらも毎日動かしていると
少しずつコントロールが出来るようになってきます。

それを続けていれば、必要なときに必要な場所に
動かしたり仕舞ったり、舌の形を保ったままにすることが
できるようになります。

それを応用(?)すれば、
衛生士のかわいいお姉さんたちに迷惑をかけることなく
歯科診療をうけることができるというわけです!
(お姉さんの覚えがめでたくなったらいいことあるかも笑)

私はいつも生徒さんには

「私たち人間は口の中に目はありません。
しかし、目があるのと同じような感覚(口の中のイメージ)をもつことはできます」

とお伝えしています。

ハーモニカの奏法習得は
将来の歯科診療のためにも
そして高齢期の健康のためにも
大変役に立つと思います。

ハーモニカ、始めてみませんか?
(結論そこ!?)

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