藤原道山15th記念コンサート

先日、六本木のサントリーホールにて
高校の大先輩である藤原道山さんの
デビュー15周年コンサートが行われました。
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アニバーサリーということで、共演の皆さんも豪華絢爛。
小澤征爾氏の後継者とも目される若手指揮者
山田和樹さん率いる横浜シンフォニエッタや
(山田さんが東京芸大在学中から結成したオーケストラ集団)
道山さんと並んで「和楽器界の貴公子」と称される三味線の上妻宏光さん
大河ドラマでの所作指導などでも有名な友吉鶴心さん(薩摩琵琶)
道山さんとは旧くからご一緒の遠藤千晶さん(箏)、SHINSKEさん(マリンバ)

そして、多くの映画音楽も手がけている道山さんならではで
坂本龍一作曲「Seven Samurai」
冨田勲作曲「武士の一分」
千住明作曲「月光」
などなど、プログラムに載っている名前も豪華。
冨田勲氏は客席まで応援に駆けつけていらっしゃいました。
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そんなプログラムの中でも、滅多に聴く機会のない
武満徹作曲「NOVEMBER STEPS」と
道山さんのお名前の織り込まれた尺八協奏曲(川島素晴作曲)を
生で聴けたのは本当に素晴らしい機会でした。

尺八協奏曲はぜひとも再演してほしいのです。
特に、子どもたちに聴いてほしい。

楽章がそれぞれ「春の藤」「夏の原」「秋の道」「冬の山」
(ね、藤原道山になっているでしょう?)
と題されて、おそらく現代音楽特有の記譜方法であるのだと思うのですが
それぞれの季節の風景や音がとてもよく織り込まれていて
しかも指揮法が、みていて楽しいのです。
稲妻の音、カエルの鳴き声、花火の音、風鈴、虫の声etc
絶対、子どもたちが喜ぶと思うのだけどな。
尺八を聴く機会も、指揮やオーケストラにも親しむ機会も
しかも生活の中の音や音楽が大好きになってしまうような時間も
いっぺんに持ててしまうステキな曲だと思いました。

午後6時半開演で9時半本編終演。
途中、道山さんのお人柄溢れる丁寧なMCを挟みながら。
満席に近いお客様もとても満足した公演だったのではないかしら。

道山さん、おめでとうございます!

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