音楽家は

日本が世界に誇るマエストロ小澤征爾さんのグラミー賞受賞
本当にうれしいニュースです。
一時期に比べてお元気そうでほんとうによかった。

いつだったか定かではないのですが
マエストロがインタビューでおっしゃっていたことが印象に残っています。

「海外の音楽家は仕事が楽しくて楽しくて仕方がないというのがよく伝わってくるが、日本(の音楽家)の場合は夕方仕事が終わると『やっと終わった』という。そんなことは銀行家か公務員がいうことであって、音楽家は仕事と生活が一体でなければならないと僕は思うんですよね。」

うろ覚えで多少文脈が違うかもしれないのですが
音楽家は仕事生活が一体でなければという言葉に勇気をもらって。

「子どもと魔法」のDVDでないかな~。

音楽家は」への2件のフィードバック

  1. 小澤氏のコメントは如何なものか。銀行と公務員を一緒にしていること、夕方でなく、夜9時位まで銀行は仕事しており楽そうなことを言っているようですが、その職業を経験してない人が言うことではないでしょ。品格のないコメントですね。だから私は小澤氏のどこがいいのか全くわかりません。

  2. 石井様
    コメントありがとうございます。
    マエストロのこのインタビューがどの時期のものかや前後の脈絡をはっきり覚えていないので、現代の勤務体制やいろいろなこととはそぐわないかもしれませんが、決してマエストロは「会社員は楽だ」ということをおっしゃっているわけではないと思いますし、マエストロの本意はどうであれ少なくともわたくしはそのように受け止めなかったのでここに載せました。
    わたくしも会社勤めをしたことがない人間ですから、会社勤めをなさっている方のご苦労は身を持ってはわかりませんけれども、決して職業に貴賤を感じるようなことはありません。どんなお仕事でも、たとえお仕事をしていない方でも生きていればご苦労に感じることはおありでしょうし、楽しいと感じることはそれぞれあることだと認識しています。
    わたくしがここでマエストロのお気持ちだと思ったことは「(一流のオーケストラやオペラなどでは特に高い)お金を払ってわざわざ劇場に足を運びひと時を過ごしてくださるお客様、しかも平日の夜などはお仕事で疲れている方も大勢いらっしゃるのだから、お客様に満足して楽しんでお帰りいただき、また次のコンサートに足を運んでいただくために、我々は常に最高の芸術およびエンターテインメントをご提供するという覚悟と意思を持っていなければならない。一流の音楽を表現するには常日頃からたゆまぬ努力で自分の感性を磨き上げることは当然であるし、決して『仕事だ』とだけ思っていてはそれだけの素晴らしいパフォーマンスを常に出せることはない。そして、『疲れた』『やっと終わった』などというのはお客様に対しても音楽に対しても大変失礼だ。」という、演奏者たちへの戒めです。
    マエストロはエッセイも上梓していらっしゃいますので、もしお読みになればマエストロのお人柄もわかっていただけるかと存じます。

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