新潮講座

九段フェスの時に偶然手に取ったチラシをみて
新潮講座へ行ってきました。
宮部みゆきさんの特別講演会
聞き手は、読売新聞編集委員の鵜飼哲夫さん。

夜の出版社に入るのは初めてで、
ワクワクドキドキ。
そこからもう楽しみの扉が開くわけです。

さすがに言葉のプロだけあって、お話に選ぶ言葉も面白くて
覚えておきたい言い回しをメモするのに
筆記が追いつかないくらいでした。

宮部さんは読売新聞の読書委員もなさっていて
二週間に一度、厳選された200冊のなかから、何冊か本を選んで読み
書評を書いていらっしゃるそうなのですが
書評欄というのは一字一行はみ出しても少なくても困るというくらい
字数が決まっており、それを厳密に合わせるため
文体を意識するようになったそうで、
最近のご自分の文体にも影響が出てきたというお話も聞けました。
また、その表現が独特かつわかりやすくて

「それまではミルフィーユみたいに重なっていたものが
肘をたたんでスイングするみたいになってきた。
でもまだ、新しいユニフォームが体に馴染んでいない感じ。」
という。

ああ、もう、こういう表現好き。

ちなみに、現代の日本では一日約200冊、
年間約7万冊の本が新刊として出版されているそうです。
時間がいくらあっても足りないね。

私はマニアではないので
すべての宮部作品を読んでいるわけではありませんが
宮部さんのルーツになったものとして今回ご紹介されていた作品なども
読んでみたいと思いました。

『模倣犯』では浅漬けができる。
『ソロモンの偽証』はいい感じの押し寿司ができる。

そのくらいの分厚さ(重さ)なのだそうです。

おちゃのおと取材

ちよだ音楽連合会×明大町づくり道場の学生さんたちで
製作発行している御茶ノ水のガイドブック
「おちゃのおと」で取材を受けました。
@谷口楽器さん

鋭意作成中とのこと。

刊行をどうぞお楽しみに。

九段フェス終わりました

ちょうど開花宣言が出された日でした。

入り口にはこんな、春らしい看板。

直前までしっかり練習をして臨みました。

一番後ろの席まで、しっかりといい音が響いていたそうです。
心配されたお天気もよくなって、お客様もたくさんでした。

また来年もできるといいですね。

詐欺に注意

60代女性の生徒さんのところに、
このようなハガキが来たそうです。

「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」

差出人住所を調べたら財務省でした。
幸い、被害もなく、注意喚起のために
お友達に見せて歩いている、ということでしたが

ご本人の許可を得てここにも掲載させていただきます。

九段フェス2019

九段下の生涯学習館で月2回練習をしている
自主サークル「九段ハーモニカクラブ」さんが、
初舞台です。

いつもに増して、皆さんの練習が熱を帯びています。
目標があるっていいですね。

3月21日(祝)12時ごろから。
ちょうど、千鳥ヶ淵も少し咲き始めになる頃でしょうか。
一足早いお花見がてら、ぜひお運びください。

RAISE VIBRATION

久しぶりに好きなCDを見つけました。

Lenny Kravitz のRAISE VIBLATION。

ジミヘンやサンタナを彷彿とさせるメロディーだったり、マイケルジャクソンの叫び声が入っていたり。

さすがです。

夏の夜、満天の星を寝っ転がって眺めるとか、ジャケットにもあるけれど、海に沈む真っ赤な夕日を眺めながらとかで聴きたい。

というか、居ながらにしてそんな感じになる。

癒される〜。

橋本治

「とめてくれるなおっかさん
背中の銀杏が泣いている
男東大どこへ行く」

名コピーですよね。
大学の学園祭のポスターに。

どこの誰が作ったとか背景とか知らないけれど
「とめてくれるなおっかさん
背中の銀杏が泣いている」
というのはすぐに絵が浮かんでくるくらい
インパクトが強くてなぜかそこだけ覚えていた。

その言葉を書いた人を知ったのは
高校に入ってからですが、
桃尻語訳よりも私はこちらの方が名作だと思います。

「窯変」とはよく言ったもので、
名訳と言われる『源氏物語』は
与謝野版・谷崎版・円地版・瀬戸内版と数あれど
一人称で描かれた『源氏物語』はこれだけ。

「一口に“古典”で片付けられてしまう様々な作品群を見ていると、
今の文学というのはなんと寂しいものだろうと思う。〜中略〜
今度の私の源氏物語は、ただ一言、絢爛豪華をやりたいーこれに尽きる。
〜中略〜日本語ってこれだけ凄いんだぞ」という著者の言葉。

たしかにキラキラしていて、日本語の虜になった。
何より、光源氏の視点から描かれた世界の豪華さと虚しさ。
光源氏という人間がとっていた行動が腑に落ちる、そんな物語だった。

まだ70歳。
文筆業としてはこれからもっと、という時期なのに。
この間も野間文芸賞を受賞したばかりじゃなかったかしらん。

久しぶりに膝から崩れ落ちるほどの衝撃。
冬が嫌いになりそうだ。

謹んで哀悼の意を表します。

James Ingram

最初に聴いたのは中学校の時だったかな。
家にあったこれでした。
Quincy Jones のアルバム「The Dude」から「One Hundred Ways」。

歌詞が好きで、これで英語の勉強したなぁ。
改めていい歌詞だと思うんだけど。
彼の声だから説得力があるのよね。

代表曲といえばこちらの方が有名。

伸びのある高音が美しい。

改めて探したら、パティ・オースティンとのデュエット曲も有名みたいですね。

この時のJamesは俳優の阿部寛さんに似てる気がする。

んー、残念だ。まだ66歳とは早い気がします。

R.I.P.  安らかに。

ドン・ジョヴァンニ

2019.1.27@東京芸術劇場
オペラ×ダンスの邂逅。と銘打って開催された
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」。
井上道義指揮、読売日本交響楽団演奏、
演出・振付は森山開次さん。

スペインを舞台に、稀代の女ったらしドン・ジョヴァンニが
人々の恨みを買って地獄の業火に焼かれるって話。
(だいぶ端折ったな。。。)

イタリア語のコンサート形式を何度か聴いていまして
ストーリーは知っていたけれども、今回は演出・振付を
日本を代表するダンサーの森山開次さんがなさる、
しかも指揮はマエストロ井上道義(ミッチー)氏ということで
期待も大。

ダンス、特にコンテンポラリーダンスが最近流行っているようですが
流行っているからと言って誰でもできるものではない。
しかも、コンテンポラリーダンスは自分の感情を自由に表現することができるんです
とか簡単にいう方がいらっしゃるようですけど、そんな簡単なものではない
ということが、この踊りを見ていてはっきりしました。
歌の持っている感情と放たれる言葉にしっかりと合った動き、
画面の効果(人間の心理描写)としての振付や色使いというのは
「自分だけの動き」だけではできないし、
なんていうか。。。
森山開次さんすごい。

てっきり原語上演だと思っていたら日本語上演で
マエストロミッチーが翻訳なさったらしく
いたるところにミッチー節。
特に主人公のドン・ジョヴァンニのセリフは
日本語の使い方とか発声法は
マエストロミッチーそのもの!と思うようなところが
何か所かありまして、遠目からだと見た目も似てるから
お目目をぱちくりしてしまう。
翻訳してしまうと、元のメロディーと言葉のイントネーションや
音の数が合わなくなるので違和感があることが多いですが
さすがのミッチー節はよく練られていました。

舞台の上にオーケストラピットを作って、
さらにその上にメインステージをつくるという
空間の四段活用も、大掛かりな舞台転換ができないなかで
有効かつ面白い趣向だなと思いました。
歌い手さんはただ歌うだけではなく、寝っ転がったり
ダンサーの中心で振付を一緒に動いたり、踊ったりと
普段のステージ以上のことをなさらなくてはいけないので
大変だったことと思います。
皆さん素晴らしかったのですけれど
私はドンナ・エルヴィーラ役の鷲尾麻衣さんと
ドンナ・アンナ役の髙橋絵理さんがとても好きでした。

どんなステージを観てもドン・ジョヴァンニは
ひどい女たらしでどうしようもない悪党、みたいなイメージが強かったのですが
今回の解釈で、モーツァルトへの見方とジョヴァンニに対する見方が変わりました。
なんていうか、邪悪なものがなくなった、かな。

やっぱり専門だけではなくて、
幅広い知識と視野が必要な時代になったということ。。。