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写真21

寺澤ひろみソロアルバム「彩~irodori~」
全13曲2500円(税込)

店頭取扱店様
トンボ楽器製作所(埼玉県戸田市)
谷口楽器(東京都千代田区)
コアアートスクエア(神奈川県)
メロディーショップ大垣(岐阜県大垣市)

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初春歌舞伎

東京は暮れからずっと
気持ちのよい晴天が続いています。
この青空のように穏やかで気持ちのよい一年になるといいですね。

毎年恒例の国立劇場初春歌舞伎公演に行ってきました。
菊五郎劇団の「姫路城音菊礎石」。

ロビーでは正月公演らしく獅子舞も。


「姫路城音菊礎石」は
20年ぶりの筋を大幅改定したものらしいです。
幕開けからあんな趣向が凝らされているとは!!
さすが菊五郎劇団。
客席からの手拍子が止まらない。

劇団をまとめるのは当然、菊五郎丈ですが
中心を担うのは松緑・菊之助・梅枝という構図。
特に、松緑丈が飛び出してくると舞台が引き締まる。
「華」にもいろいろな種類があるのだと感じます。
菊之助丈も、少しずつ立役が摑めてきたでしょうか。
ただ、立役の踊りや表情の作り方がやはりどことなく
海老蔵に似ているような気がするのですよね。。。
もし同じ師匠についているとしても(憶測ですが)
團十郎の芸と菊五郎の芸は違うので
あまりそちらに行かないでほしい。
好きとか嫌いとか良い悪いではなくて。
まあでも芸は何事も「守破離」ですから、
私たち世代はまだまだ「学ぶ」=「真似ぶ」=「守」が大事。

この辺のお話はレッスンにも通じるのでまた改めて。


ロビーには会津末廣酒造さんの樽。
今年はチケット購入に出遅れて初日が取れず
振る舞い酒はなし。
今年は菊之助の子息・和史くんのサイン入りの桝が
当たったかもしれなかったらしいので
大変残念です。。。
和史くんと眞秀くんもしっかりと舞台を務めていましたね。
特に眞秀くんはとても大きな声で生き生きと演じていて
可愛らしい狐でした。
和史くんは、舞台が嫌にならないといいなあ。。。


歌舞伎にちなんだ羽子板も飾られていて華やかです。


正月はやはり着物で。
今年は母の下したてを着せてもらいました。
母は私の着物を着ている。
いつの間にか似合うようになっている。

謹賀新年

新玉の新しき年を迎え、皆さまには
恙なくお過ごしのこととお慶び申し上げます。

昨年に引き続き、年賀状は友人のデザイナーさんに依頼。
可愛いものを描いていただきました。
ハーモニカのメーカーがHIROMIになっている、
ということは、イノシシに喰われる寸前。。。?
猪突猛進に跳ね飛ばされないように
あ、跳ね飛ばされても生きていけるように
ふわりふわりと暮らしたいと思います。

佳き年になりますように。

己亥元旦     寺澤ひろみ拝

行く年来る年

2018年ももうすぐ終わりを迎えようとしています。
今年一年お世話になった皆さま、ありがとうございました。

今年は3月のマンダラに始まって、
11月のソロライブや久しぶりのハーモニカアンサンブルなど
しっかりと自分の力量ややりたいことを見つめなおす時間をもらった年でした。

また、BS-TBS「おんな酒場放浪記」から
講演のお仕事もいただけたり、
祖母との思い出を綴ったエッセイが歌舞伎座の筋書に載ったりと
様々な世界が広がった年でもありました。

発表会を行ったことで、生徒さんの中にも
一つ上のレベルを目指す人が出てきて
指導者試験に合格したり、挑戦したりする人も増え
結構慌ただしい年末を過ごしています。

特筆するべきこととしては
地元江戸川区から「文化功績賞」を頂戴できたことは大変光栄で、
ひとつ区切りをつけられたと思っています。

すでに来年の演奏会のお話もいくつかいただいていますので
またこちらでご案内いたします。

最後に、先月私の所属する日本ハーモニカ芸術協会の
会報誌に寄せたエッセイを。


来年も少しずつ、活動の幅を広げていかれたらと思っています。

迎える年が皆さまに取りまして
幸多きものとなりますよう
心よりお祈り申し上げます。

十二月大歌舞伎

何かと忙しかった11月も過ぎ
落ち着いてきたので
歌舞伎お大尽。

歌舞伎座十二月大歌舞伎、昼夜ともに行ってきました。

昼の部は、壱太郎丈が女形の難しいお役に挑戦。
「於染久松色読販~お染の七役~」


主役のお染、丁稚の久松など7役を早変わりで演じ分ける
最高に難しい役どころ。
早変わりもしながら、
性別年齢の異なる役になり切らなければならない。
所作から声色、表情、そして何より心持ちの
すべて変えるのは大変でしょうと思いますが
ほんの1分前にお店のお嬢さんをしていたのに
帰ってくるなりしっかりと青年の背中になっていたりする。
骨格や筋肉の使い方がまるっきり変わっていくというのが観察できて
なかなか興味深く拝見しました。
それにしても、壱太郎丈はいい役者です。


夜の部は念願の玉三郎の阿古屋。
花魁としての演技をしながら、
三味線・筝・胡弓の3つの楽器をしっかりと弾かなければならない
これまた女形最高峰のお役です。

直前になってチケットが取れて、しかも初の桟敷席!

花道から後ろを向いた隙に、
阿古屋がニヤリと笑ったように見えて
ぞっとしました。

前回、玉三郎丈を拝見したときにも思いましたが
彼はもはや「玉三郎が演じる」という言葉なく
阿古屋としてそこにいるので
一つ一つの仕草や表情が美しいのに
底知れぬ恐ろしさがある。

夜の部では児太郎・梅枝の二人が「二人藤娘」を演っていまして
将来、女形の名跡を継ぐ児太郎と梅枝が並んで演ることはめったにないので
比べてみることができて、なかなか面白かったのですが
手を置く仕草や速度、タイミングでこんなにも変わってしまうものなのかと
愕然としました。
神は細部に宿る。
そして玉三郎丈が以前おっしゃっていた
「要はね、手がここに来るかどうかなのよ」という一言の
重みを改めて感じた次第です。

私たち音楽の世界も同じ。
緩急や強弱のつけ方でそのフレーズを生かすも殺すもしてしまう。

奥が深いですね。

江音祭


今年も恒例、江戸川区の音楽祭でした。

地元サークルさんは、イタリア民謡と日本の童謡のメドレーを。
本番になるとやはり緊張されるようですけれど、
まあこれは慣れるしかないからね。

ここ近年は、江戸川総合文化センターの通路でも
無料のクリスマスイベントをやっていて
なかなかにぎやかです。

江音祭も今年から入場無料になったのだとか。

っていうか、いままでお金とってたの?

そっちのほうにびっくりだ。

 

ピアソラ~永遠のリベルタンゴ~

数か月前から仲間内で話題に上っていた映画
『ピアソラ~永遠のリベルタンゴ~』@文化村ル・シネマ
を観に行ってきました。

公開初日の最初の回は監督の舞台挨拶もあるし
満席なのはわかっていたので、それさえ避ければいいかと
のんびりしていったら、その次の回も満席で入れず。。。

いったん仕切り直して再突撃。

アストルピアソラの長男が指揮を執った映画
ということで、音楽家というよりも
息子から見た父親像の側面が多く。
弾いている時のピアソラは鬼か般若かという形相だけれど
父親のピアソラは、ちょっとMr.ビーンっぽかった。
でも、身内が作ると私情を挟むから、客観性や平等性が薄まってしまう。
特に確執があった場合とか「自分は親に愛されていたのだろうか?」と
疑問を持っている子供の場合は。。。
この映画から感じたのは長男の
「僕は愛されたかった」という叫び。あと後悔。
死んでから懺悔したって仕方ないのに。
(全くの私見です)

なんだか1回観ただけじゃ全然理解できなかったから
やっているうちに再訪決定。
その前にこの本を読んで勉強してからだな。

ひとつだけわかったのは、彼(ピアソラ)は戦っていたのだけど
戦いたくて戦っていたわけではなくて
純粋に音楽が好きで、やっぱりタンゴが好きだっただけ。

いい音楽を作ったね。

誕生日月間閉幕

今年も無事、誕生日月間が閉幕します。
もう「ジングル・ベル」が鳴っていても怒らない。
常々クリスマスソングは私の誕生日が終わってから流してほしいと思っている。
つまりは12月に入ってからで充分。

今年の誕生日月間はとにかく充実した1か月でした。
そして、過去に起こったいくつかの事象が
すべてこのひと月に集約されるための伏線だったのだ
というように、捉えられることが多くありました。

酒場放浪記に出演するようになってから
たまにいただくトーク系や講演会のお仕事も、
とても楽しんでおしゃべりさせていただいていますが、
9日のソロライブ、そして、日芸協でのゲスト演奏のアンサンブルを通して
やっぱり私はハーモニカ奏者(おたく)なのだと確信しました。
これからの人生もまだいろいろなことが起こるでしょう。
それらの中には、自分の意志ではどうしようもないこともあるでしょう。
それでも何らかの形で諦めずにハーモニカと、音楽とかかわっていく、と。

それにしても、よくこの年まで大きな病気もせずに生き延びたと
感心しきりです。
生まれた時や小さい時の、病気ばかりしていた自分に会ったら
絶対に大丈夫と励ましてあげられますね(笑)

そういえば、この間、大変珍妙な体験をしました。
駅のエレベーターで痴漢に遭ったんです。
相手が未成年だったので、
事を荒立てず相手を刺激せず
穏便かつ無事にこの場を収めるには、と
目まぐるしく脳みそがフル回転した結果
口からすべり出た第一声が

「おばちゃん、そういうの興味ないの。」

言ってから自分で

「いまおばちゃんって言った???」

と笑ってしまいましたけれど、
相手は固まってしまったので、無事、難を逃れました。
防犯カメラに写ってるよ~と言ってあげた方がよかったでしょうかね。
なんて考えられるくらいには、人生を生きてきたようです。
(そのあと彼は逃げましたが、駅長室には報告済です。
繰り返されるようなら警察へ連絡するとのことでした。)

今年もあと一か月。
何事もなく、楽しく過ごせますように。

Tootsトリビュート

西脇辰弥 presents トゥーツ・シールマンス トリビュート2018 LIVE @天王洲・KIWA

西脇辰弥 (Hrm/Key)
坂本竜太 (B)
小野塚 晃 (Key)
菰口雄矢 (Gt)
海老原 諒 (Dr)
Guest
AKANE LIV (Vo)
Lensei (Vo)

クロマチックハーモニカの巨匠といえば、現代では圧倒的に
Toots ThielmansとStevie Wonderという声が多いと思います。
神さまtootsが亡くなって2年、いまだに実感がないけれども
彼の新曲が聴けないことが
とても寂しくて悲しくなることがあります。

そんなTootsに唯一(と言っていいと思う)認められた
日本人クロマチックハーモニカ奏者がいます。

彼の名前は西脇辰弥さん。

Rolandのエンドーサーにしてシンセ開発者でもあり、
スタジオミュージシャン、プロデューサー、etcと多岐に亘るご活躍ですが、
実は優れたクロマチックハーモニカ奏者でもあります。

そんな彼がTootsトリビュートライブをやる、というので、行ってきました。

バックミュージシャンも、西脇さんの盟友・小野塚さんと坂本さんの
ベテランスーパーミュージシャンと、
若手のお二人のバランスのとれた、みずみずしくも安定感のある美しいバンド。

西脇さんはこのライブのために、
Tootsのフレーズを完全にコピーするだけでなく、
BluesetteでTootsが口笛を吹きながらギターを弾いているので
その口笛とギターが一緒に鳴っている音を
シンセの音色で作ってしまったというくらい、
(西脇さん曰く「このバージョンのための特別なソリューション」)
Tootsを正確に再現しようとされていました。
それでも西脇節はチラリズムだったし、
そのあとStevieの曲を聴くと、Stevieにも似てるなぁと思う。

西脇さんもTootsに「僕にも似てるしStevieにも似てるね」と言われたそうです。

西脇さんに憧れてハーモニカを始めたというハーモニカ仲間が
名古屋からわざわざ新幹線日帰りで来たので
10年ぶりくらいに旧交を温め。

やっぱりTootsは神さまで、彼の音楽は素晴らしく、
私たちの中に生き続けていると
「Old Friend」を聴きながらしみじみと思いました。
音楽に限らず、何かの作品は作者がなくなった後も生き続けている。
それはなんてしあわせなことなんでしょう。

セットリストは以下の通り(西脇さんのFacebookページから転載)

一部
1.Bluesette(1980年発表のトゥーツ自身のアルバム「コラージュ」より)
2.Midnight Cowboy(同名の映画音楽のテーマ)
3.Velas(1981年のクインシー・ジョーンズのアルバム「The Dudeより)
クロマティック・ハーモニカの説明とトゥーツ・シールマンス的ハーモニカ奏法解説&実演。
4.I Do It For Your Love(ゲスト:jammin’ ZebのLenseiさん(vo)と。ポール・サイモンとトゥーツのコラボ曲)
5.Do Not Leave Me(西脇のアルバム「Atmosphere」より)

二部
1.Three Views Of A Secret(ジャコ・パストリアスのアルバム「Word Of Mouth」より)
2.Eternity(西脇のアルバム「Sound Of Gravity」より)
3.Leave A Tender Moment Alone(ゲスト:Lenseiさん。ビリー・ジョエルとトゥーツのコラボ曲)
4.Old Friend(ゲスト:AKANE LIVさん(vo)。トゥーツオリジナル曲)
5.Bluesette(1962年発表のオリジナルバージョン)

アンコール
1.愛・おぼえていますか(アニメ作品「マクロス」から)
2.What A Wonderful World(トゥーツが自身のライブのアンコールでよく取り上げていたもの)

Phantom of The Opera

今年も日本芸術協会主催
第8回複音ハーモニカコンクール本選ライブが行われ
ゲストとして呼んでいただきました。

ソロでは「田園素描」を演奏しました。

もう一組のゲストが、トリプルロックスの皆さんで、
せっかくだからなにかやろう!と声をかけてくださって
急遽、合同アンサンブルをすることになりました。

メンバーの皆さんそれぞれとは共演経験がありますが、
トリプルロックスとしては意外にも初共演。
というか「競演」。
日本、いえ世界最高峰の実力者の集まりに混ぜていただけるなんて
なんて光栄なことだろうと思っていましたが
今回、トリプルロックスさんのご厚意で
私の大好きなミュージカル「オペラ座の怪人」から
4曲をメドレーにして演奏しました。

アレンジをしている時から、頭の中に流れている音楽を
ほぼ制約なく好きなだけ書けるって、めっちゃくちゃ楽しい!けれど
かなり難しいことを書いているのは承知していましたから
どうなんだろう…?準備期間も1か月もないし、と少々の不安がありましたが
そんなの!!

杞憂でした。

当然です。
実力は折り紙つきのトリプルロックスですもの。
拍子を合わせようとしなくても、
強弱や緩急を合わせようしなくても、
音があるべき場所にあるべき形である!

だから、音楽をハーモニカでどう表現するか、ということに100%注力できました。

素晴らしい景色でした。
今までに見たことのない、高く美しい景色。
毎回こんな景色を見ていられれば、
それはもう世界最高峰の奏者になるわっていうくらい。
ハーモニカアンサンブルってこんなにいい音楽ができるんだね。
知らなかった。。。
同時に、お父さんは、当時のトッププロの先生方
(トリプルロックスのお師匠方)と
世界大会のアンサンブル部門で優勝した時は
こんな日が続いていたんだろうなと、しみじみ。。。
普段練習なんかしなくても、ほとんどの曲を完璧に吹けてしまうような父が
夜遅くまで練習に必死で、時には口を切って
ご飯を食べられなかったこともあったみたいだけど、
きっととても充実していたんだね。
よかったね、と思いました。

私は彼らを含め「厚木の子」たちがとてもうらやましかった。
岩崎先生の下で、小学校に上がる頃からハーモニカを習い
中学生のころには世界大会に出て活躍し
気心の知れた「小さい頃からの仲間」と一緒に音楽を練り上げていく作業ができる
彼らのことがとてもとてもうらやましくて仕方なかった。

でも今回、呼び込みの時にMCを取ってくれた大内友哉さんが
「僕らと小さい頃からの仲間の寺澤ひろみさん」と
紹介してくださったことで、なんだ~と気が抜けてしまった(笑)
勝手に壁を作っていたのは私の方だったのかも。
彼らがすでにあちら側(ステージ上)で活躍していらしたとき
私はまだこちら側(客席側)にいて、両親にまとわりついていただけなのに。
私はその頃まだ吹いていなかったのに、その時から「仲間」だったんだ。
海老蔵と松緑がいる菊之助がうらやましかったけど
私にもいたじゃないか!

ありがとう。。。

久しぶりに、こんなに楽しい演奏ができました!
1回ぽっきりじゃ残念すぎる!
でも、次はいつになるかわかりません。
もしかしたら最後かも。。。?
もったいなさすぎる~!!


ひろみちゃんはクリスティーンね、と言ってくれたので、
クリスティーンっぽいドレスを着てみた。
3怪人と1クリスティーン(?)

トリプルロックスの皆さん、事務局の皆さま
ありがとうございました。