神楽坂 アコーディオンの夕べ

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日本の複音ハーモニカ製造の老舗、トンボ楽器さんは
アコーディオンの製造会社さんでもあります。
そして、現社長の真野照久さんと、お父上である会長の真野泰久さんは
アコーディオンの名手です。
お父上の泰久さんのミュゼットは本当にしゃれていて、
ご子息照久さんの演奏はプロも顔負けなほど表も裏も弾き分けます。
そのお二人が、Last Tangoのアコーディオニスト田ノ岡三郎さんと
同じステージに出演なさるというので聴きに伺いました。

開演前には真野泰久会長と照久さんによるアコーディオン講座、
そして父子共演の素晴らしい演奏で幕を開け、
アコーディオンのイメージであるシャンソンを
歌手の米田さんとアコーディオンの松本さんで、
2部は田ノ岡さんのオンステージで「群衆」「さくらんぼの実る頃」
「80分間島内一周」というオリジナル曲など、
最後のアンコールは4人のアコーディオニストによる
ピアソラLibertangoで迫力かつ華やかに終演しました。

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田ノ岡さんのお話から心に残ったことを
「いまはレパートリー3000曲くらいありますけど、僕にもレパートリーがたった1曲だけの時がありました。それでも、ちゃんと歌いこめば人の心十分届くんですよ。」

まさしくその通りですよね。
だから、レパートリーが少ないとお悩みの生徒さんたちも、その1曲~数曲を歌いこんで磨き上げていってほしいと思います。

新機種!

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国内メーカーの老舗、トンボ楽器製作所さんが
昨年の楽器フェアの際に新たにクロマチックを発表、
お願いしてずっと心待ちにしていた機種が
やっと届きました!

華やかなピンクゴールド、イタリア製の皮革ソフトケースなど
高級感のある見た目です。かわいい!

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眼鏡ケースのようにも見える、ソフトケース。

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TOMBOの文字も光ってます。

最大の特徴は、レバーの形状と、
新機構の「ショートクロス」を採用していること。

詳しくはこちらの商品説明ページへ。

届いた翌日が御茶の水熱烈楽器祭で、サブ機として持ち込みました。
案の定演奏終盤にメイン機がへそを曲げたため1曲これで演奏。
感想としては(ファーストインプレッションの覚書き)
・ピンクゴールドのメッキのため華やかで柔らかい音
・私はレバーバネをソフトタイプでお願いしたので指の感触(指令)がよく伝わる感じがあった。レバーヘッドの形状は円でもいいかも。
・穴が少し横に広いので試しにパッカーで吹いてみましたが、若干息の感覚が違っていた。(息を多めに使わなければならない感覚?抵抗感あり?)
上げ身か、気密性か、バルブも新設計ということで慣れないだけか。←要検討
・1番2番あたりの穴は比較的音が出しやすい。。。かも←要検討
今後、タングブロックも試してみて、いろいろ吹き込んでみたいと思います。
予約特典として、バルブセットや修理工具も!
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また、スライドパーツのスペアまで。
ふとっぱら〜!

複音ハーモニカとしては老舗のトンボ楽器さんの
ノウハウがいろいろ詰まったクロマチックということで
経過観察も楽しんでみたいと思います!

お茶の水熱烈楽器祭

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10月18日、明治大学のホームカミングデーにあわせた催し
「お茶の水熱烈楽器祭」に、現役のハーモニカソサエティ部員とともに
出演させていただきました!

当日撮った写真があるのですが、加工したりちょっと大変なので
もう少ししたら載せます。

後輩くんたちとのステージは掛け値なしに楽しかったです。
多くのOBの先輩方も駆けつけてくださり、中には
使っている楽器や音楽のジャンルは少しずつ変化してても
現役の素直さや素朴さが変わらなくて嬉しかったと
声をかけてくださる方もいました。

今年もハーモニカ大合奏を担当させていただきましたが
明大まちづくり道場のスタッフの皆さんや現役ハモソ生が
とても元気よく吹いてくれたお陰でよい演奏になりました。

ブルースハープしか知らない人にアンサンブルハーモニカのよさをお伝えしたり
ハーモニカを知らない世代の子たちが複音を好きだと言ってくれたり
プレーヤーとしても先生稼業としても嬉しいことが沢山でした。

大合奏でご一緒した山村いつかさんのサポートメンバーに
NORIとサンバ仲間たちで一緒のギタリスト
進藤洋樹さんがいらしてびっくり!
そのお陰で完全アウェイ感が薄れてよかったです。
ひろきんさんありがとう。

レーダーぴぴぴ

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レッスンに行くのに、いつもは通らない道を通ったらまたも遭遇。

まったく、よく働いてくれます、ムーミンレーダー。。。

最近はししょーがハーモニカを吹いている焼き印をしてある革製品が出てて
買おうかどうしようか迷い中。

パスケース、使わないんだもん。

花一看”やまとごころ”

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毎年お初釜の末席に加えていただいている
星岡主宰・井関宗脩先生と薩摩琵琶奏者・友吉鶴心(ともよし かくしん)さんの
対談演奏会にお招きいただき伺いました。

そもそもは、8月の道山さんの演奏会に伺った際、
客席で井関先生をお見かけしお声をかけたところ
井関先生は大河ドラマの収録で鶴心さんとお知り合いになり
演奏会にお見えになっていたというお話。
私も薩摩琵琶との演奏をするのです、とお話ししましたら
対談をするからいらっしゃい、とお招きをいただきました。

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花一看とは、鶴心さんがライフワークとして
毎回多彩なゲストをお招きになりながら
続けていらっしゃる対談演奏会。

まず対談では、「やまとごころ」とは何かというテーマで
日本人の心、考え方、また五節句について
井関先生がお話しなさいました。
日本の節句や古来のものの考え方について述べる時
「陰陽五行」が根幹にあるということで
お節句のお話から桃太郎のお話、
果ては手術をする時に最適な日取りの選び方まで教えていただけました。

演奏の方は、毎回のゲストがその日演奏する曲を選曲するというもので
この日はなんと「敦盛」でした。

平敦盛は熊谷直実に討たれてしまう御曹司。
まだ15〜16の美少年という。
彼にはいろいろな伝説があり、
「天皇の御落胤であったため、
討たれたと見せかけて実は生き延びた」
などというのは歌舞伎/文楽の筋書きになっています。

笛の名手であったため、祖父忠盛から
「青葉」という銘の下賜の笛を受け継いだという話を元に
「青葉の笛」という曲ができました。
先日の演奏会で青葉の笛を演奏したので偶然とはいえびっくり。

大変に勉強になるひとときでした。

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次回には、橋本治さんが御登壇とか。

橋本治さんも一時期はまった作家さんなので
どんなお話をなさるのか興味津々。。。

第二フェーズ、始動

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リサイタルが終わり、気持ちを新たにしたところに、
ピアソラプロジェクトの新曲の譜面がリーダーの彩さんから届きました。

しかも、来春の演奏会にて御披露とのこと。
トントン拍子だなぁ。

同世代、国内トッププレイヤーの皆さんと
再びご一緒にピアソラに挑めるなんて、
今からとてもワクワクします。

とんでもなく難しいから相当肚を括ってかからないと。

家族の協力を得て。。。
来年に向けて今から練習頑張ります!