国立劇場初春歌舞伎

今年も華やかに菊五郎劇団で幕開け。
「夢市男達競(ゆめのいちおとこだてくらべ)」を観に行って参りました。

今回の菊之助丈は力士と新造の二役。
少し筋がバレてしまいますが、新造は猫の化身という役回りで
新造ながらにたまに出る猫の仕草のまたかわいらしいこと。

そして、力士の役では初の肉襦袢姿大公開でした。
チラシのリンクはこちら
敵方力士役の松禄も肉襦袢。
さながら大鵬(菊之助)と朝青龍(松禄)といったところ
なんて言ったら怒られるかしら?

菊五郎劇団は二年ぶりに国立劇場の初春に登場です。
祖母と一緒に住んでいた頃は、毎年着物で車を運転して連れて行き、
祖母と一緒に観て喜んで、帰りに車の中できゃあきゃあ
お芝居の感想を言い合うのがお正月の楽しみでした。
今年は電車で行ったので、駅までの帰り道見つけた地図に
「滝廉太郎居住跡」の文字を偶然発見し、少し足を伸ばしてきました。

麹町に住んでいたのですね。
初詣(笑)
今年は「荒城の月」がもっとステキに表現できますように!

近況つれづれ

今月はいろいろと忙しい月でしたが、
年頭から多くのチャンスをいただいています。
嬉しい〜♡ありがとうございます^^

先日はある経営者団体の女性部会、新年賀詞交歓会の席にて
演奏させていただきました。
お正月らしく華やかで優雅な気持ちになれたわ、と
お客様からお声をかけていただき、演奏者冥利に尽きます。
ばたばたしていて、御礼のUPが遅くなりました。
お世話になりました皆さま、ありがとうございました。

来月は日本芸術ハーモニカ協会中部支部連合会さま主催の演奏会に
ゲスト出演させていただきます。
嬉しいな♡ありがとうございます!
耳の肥えた方達だから今から緊張・・・。
しかも素晴らしいことに、毎年チケット完売だそうです!
皆さまに喜んでいただけるように。

雪の初釜

未だに雪が残っているところがありますね。

すごい雪でした。東京は雪に弱いですね。

雪の日は初釜のお仲間に加えていただいていました。
帰りは大変でしたが、しんしんと静かな雪景色を見ながらの
お茶会はまた格別でした。
気持ちが引き締まる時間を過ごせました。
ご相席の皆さま、ありがとうございました。

来月、愛知・岐阜でのツアーが決まりました!
やった〜〜♡
愛知・岐阜の皆さま!お会いできるのを楽しみにしております♪
詳しくは後日!

スーパーグラップラー2013「ランナーズハイ」

友人が出演している舞台を観に行ってきました。

スーパーグラップラー2013「ランナーズ・ハイ-caro mio ben」

舞台を中心に振付などでも活躍中の
宝栄恵美ちゃん。
昔から踊りやお芝居の好きなコだったけど、
頑張ってるんだなーと思うと嬉しくなります。

めぇこちゃんとの写真を撮ってくるのを忘れたので
スタンド花を撮ってみました(笑)

この連休はずっと公演があるそうです。
お時間がある方はぜひ一度覗いてみてはいかがでしょう。
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=41556

ピアソラの”あの”オペラ

今年もお勉強はピアソラから始まりました。
一昨年の震災で中止になってしまっていた
ピアソラの「”あの”オペラ」こと
「ブエノスアイレスのマリア」。
友人と聴きにいってきました。

2006年に日本で初演された
ピアソラのオラトリオ「若き民衆」を聴いた時も
すぐに動けなかったほどの衝撃を味わいましたが
やはりピアソラというひとはまるで怪物のようです。
バンドは、日本でピアソラと言えばこの人を置いて他にはいない
小松亮太さん率いる、国内最高峰のタンゴ&ジャズ奏者の面々。
小松さん曰く「1960年代のブエノスアイレスを肌で感じていなければわからない」風俗やものの考え方などが織り込まれながら
「マリア」という少女に模した「アルゼンチンタンゴ」が
どのように生まれ育まれそしてどこへ向かっていくのか描かれた物語、
ピアソラの意欲作です。
「若き民衆」もこのオペラも、 聴くたびにつくづく思うのが
ピアソラの、激情とも言えるほどのタンゴへの情熱、そして深い愛。
アルゼンチンタンゴであるけれども、紛れもなくピアソラで
もはや「ピアソラ」というジャンルになっている様に感じます。
それだけに、オペラやオラトリオなどの大作になってくると
まるで暴れライオンかダイナマイトか。
深い知識理解と高い演奏技術があって初めて
手なずけることができるのでしょうね。
おそろしい。
けれどもそこがまた魅力なのかもしれません。

6月に、ピアソラ初演時の歌い手さんを迎えた公演が
東京オペラシティーであるそうです。
http://www.ryotakomatsu.com/schedule/

個人的には「若き民衆」を再演してほしいのだけど・・・。

花れん&扇谷研人さん

年末の足の負傷で時間ができて
ほぼ家にこもってアレンジ千本ノック!
な日々の中、ライブに行ったり
適度に息抜きをしていました。
年末28日には、昨年、ピアニストの安達朋博くんの
パーティでご一緒した花れんさんのライブを聴きに下北沢まで。

花れんさんと、ご主人でピアニスト&音楽プロデューサーの扇谷研人さんの
year-endスペシャルライブでした。
やさしくて伸びのある花れんさんの歌声は
オリジナル曲のほかにチョイスされたアイルランドの曲にぴったり。
「Down by the surry garden」「The water is wide」など。
オリジナル曲では「根なし草の風見鶏」が可愛らしくて好きです。

なんというか、いつも、表現をする人にとって
ふるさとって大事だなと思うのですが
お二人の演奏を聴いていると目の前に青い空が広がったり、
草原をわたる風が感じられたりするのです。
きっとそれは花れんさんと扇谷さんの感性を育んだ
「ふるさと」があるからなのじゃないかしら、と。

花れんさんwebsite
http://karen-flower.com/index/Top.html

恭賀新年

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

私の住んでいるところは清々しく麗らかな元日になりました。
いかがお過ごしですか?

昨年は多くの方の温かいご支援のお陰で、
沢山の未知の分野に興味を持って取り組めた一年でした。
ありがとうございました。
今年は気持ちも新たに、好奇心とユーモアを持ってさらに精進して参ります。
楽しく、感謝に満ちた、そして聴いてくださっている方に
幸せを感じていただけるような、そんな活動を広げていきたいと思っております。

2013年が皆さまにとって素晴らしき年でありますよう。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

癸巳元日    寺澤ひろみ

 

写真は昨月の新橋演舞場。
菊之助丈の花魁八ッ橋は感動で身が震えるほど美しいものでした。
日々の勉強・鍛錬の賜物。身の引き締まる思いでした。