沖仁 フラメンコ ギター コンサート

上野の東京文化会館小ホールへ行ってまいりました。
気付いたのが1週間前、大人気公演のためすでに前売り完売御礼でしたが、
諦められず”ダメ元”の当日券狙いで並んだところ、
「ちょうどキャンセルが出ました」ということで、無事チケットゲット♪

沖仁さんは「第5回ムルシア “ニーニョ・リッカルド” フラメンコギター国際コンクール国際部門」に日本人で初めて優勝された実力派フラメンコギタリスト。
何年か前から一度ライブで聴いてみたくて狙っていたのですが、
今回は同じくギタリストで、タンゴやフォルクローレの世界ではとても有名な小林智詠さんも参加されるとのことで伺いました。
実は今年、智詠さんと初共演の予定。詳細は後日載せます!見てね☆
(チケットあって本当によかった…)

沖仁さんのソロがまずオープニングで1曲、
その後は小林智詠さんとのDUOで2時間ほど、
休憩を挟まずに演奏が続きました。
途中でフラメンコ音楽の種類や奏法についての解説や
フラメンコリズムの手拍子の練習など、ユーモアあふれるおしゃべりを交えながら。
定番チックコリアの「スペイン」や
オリジナルの「卯月花嵐(うづきはなあらし)」
沖さんが、還暦を迎えられたご両親のために作ったという「61+60」、
いろんな曲のメドレー(Smoke on the waterとU.F.O.とエリーゼのためにがフラメンコでメドレーになるって面白い)など演奏もさることながら、
沖さんが趣味でなさっている写真が曲に合わせて会場内に映し出される演出も凝っていて素敵でした♡
フラメンコって今まであまりなじみがなくて
「怒り」や「苦しみ」をぶつける要素の強い音楽
というイメージしかなかったのですが、穏やかで優しい曲もあって
ギターの色彩の豊かさに改めて気付かされた気がします。

次回、東京では11月18日(日)に日本橋室町の日本橋三井ホールにて演奏会があるそうです。
そちらは本格的フラメンコ仕様のもよう。
http://ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?lotRlsCd=92316

ブラッド・メルドー・トリオ

今月はいろいろとお楽しみが満載です。
サントリーホール大ホールにてJAZZトリオの公演にお誘いいただいたので
行ってまいりました。

ブラッド・メルドー(Pf),ラリー・グレナディア(Db),ジェフ・バラード(Dr)によるシンプルなトリオです。
ブラッド・メルドーは1970年生まれの42歳。
これまでにジョシュア・レッドマン、パット・メセニーなど名立たる方々と共演しています。

セットリスト(Facebookより引用)
SET LIST Suntory Hall

Great Day Paul McCartney
Friends Brian Wilson
Sanctus Brad Mehldau
And I love her Lennon/McCartney
Ten tunes Brad Mehldau
My Valentine Paul McCartney
<Encore>
Untitled Brad Mehldau
Holland Sufjan Stevens
Cheryl Charlie Parker

ブラッド本人の曲と同じくらいポールマッカートニーの曲があって
ポールへの尊敬と愛を感じました(笑)
ノリノリというよりも、しっとりと聴かせる心地よいサウンド。
サントリーホールはクラシック専用ホールなので残響も2秒以上と長く、
あまりアップテンポでコンボを多用した音色は向きません。
ピアノソロはホールの特性上、素晴らしく良く響きます。
ギリギリまでリハーサルをしていた様子、
おそらくホールに合ったplayを多くなさったのかなという印象。
(初めて聴いたので、普段の比較対象がありません…不勉強!)
3曲目のSanctus(かな?)のピアノソロとアンコール最後のバードの曲が
好きでした。
皆さまどうもありがとうございました!

小菅優 ベートーヴェン ピアノ ソナタ

小菅 優 ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズ〈第4回〉
9歳から、ヨーロッパでも活躍されている若手実力派ピアニスト
小菅優さんのコンサートに先日行ってきました。
まだ20代のはずなのに、内田光子さん並みの貫禄を湛えた佇まい。
けれども、演奏中のその表情を見ていると、
みずみずしい感性から紡ぎだされる音が、情景が、
目の前に見えるよう。それだけで嬉しくなってしまう。
本当にピアノが好きなのね。

プログラムは
ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 Op.78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79
ピアノ・ソナタ 第15番 ニ長調 Op.28 「田園」
~int~
ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」

曲をまたいでのモチーフや
シューベルトなど後に続く作曲家への影響が
非常にわかりやすく感じられました。
音楽室のしかめっ面のベートーヴェンが嘘みたい。
リラックスしてチャーミングで音楽が大好きなルートヴィヒがいました。
プログラムノートのご本人の弁をいくつか引くと
『田園』では
「神の視点から人間を見るような位置で弾かないといけない」
『ワルトシュタイン』では
「最初のピアニシモから、全曲の最後のフォルティシモにいたる成長の過程には、無から生命が生まれて世界が広がっていくような過程を感じます。〜中略〜 ここまで世界が大きく広がった後では、続けて他のソナタを弾く気にはなりません」
とおっしゃっていますが、その言葉通りの、彼女の世界が垣間見える名演奏。

アンコールは
シベリウス 5つの小品Op.75より 第5曲 「もみの木」
シューマン 子供の情景Op.15より 第13番「詩人のお話」

実は連日の寝不足で、演奏中寝てしまったらどうしようと
少し不安だったのですが、完全なる杞憂に終わりました。
久しぶりに心が洗われるような、素晴らしく感動的なコンサートでした。

フレンドタウンハーモニカコンサート

今日は生徒さん達の出演する発表会。
この半年頑張ってきた成果を出せる場。
なので皆さん朝から張り切ってます。

今回は担当しているサークルさんの発表だけでなく
ある友人のデビューの場でもあり
わたくしとしてはそちらのほうが緊張&感無量。

ちょっと小さいですが…これは絵画、ではありません。
スウェーデン刺繍です。
幼馴染のMちゃんは、13年ほど前に交通事故に遭いました。
いまも後遺症が残っています。

そのMちゃん、もともと絵心があり手先も器用だったので
リハビリとして刺繍を始めました。
最初はすぐ疲れてしまったけれど、
続けていくうちにだんだんと大きな作品に
挑戦することができるようになりました。
それが、上の刺繍です。

リハビリの一環としてハーモニカも選んでくれ、
今は、東先生のサークルに通っています。
最初は皆さんに合わせることができなかったそうですが
根気よく、前向きに取り組んで
今回、晴れて合奏デビューと相成りました。
おしゃれ好きなMちゃんは気合十分。
ネイルも可愛く決まってました☆

和美さん、いつもありがとうございます。
Mちゃん、おばさんよかったね☆

おばあちゃんの夏

祖母がお世話になっているホームでボランティア演奏をしてきました。

なかなか予定が合わず、半年越しの約束。
前日には叔母から「おばあちゃん、とても楽しみにしてるよ〜。
コンドルは飛んでゆくをリクエストしたいんだって。」
とメールがあり、当日の朝には、6時過ぎから母の携帯に電話があったそう。
嬉しいけど、遠足前日の小学生みたいだよ、おばあちゃん(笑)
衣装代わりに浴衣を着たら、
着付けがなっとらん!と怒られた(^^;)
でも喜んでるのは知ってるよ。

「ふるさと」や「浜辺の歌」「椰子の実」など
夏の曲をメインにプログラムを組んだら
大きな声で一緒に歌ってくださる方もいて嬉しい限りでした。
ホームの皆さん、こんなおばあちゃんだけどよろしくお願いします。

合宿研修会コンサート

3日に亘る、関東ハーモニカ連盟「合宿研修会」、無事閉幕。
スタッフの皆様お世話になりました。
ご参加の皆様、ご一緒の先生方ありがとうございました。
今年は昨年に比べて全体の参加人数が少なくなったそうで
昨年よりはアットホームな雰囲気で講習ができたと感じています。
それでも、ひとクラス50人相手にノーマイク・・・。鍛えられます(笑)
遠くは宮崎や広島からご参加の方もいて、
皆さんの熱心さには本当に頭が下がります。
今回も中級クラス、父の「複音ハーモニカを吹こう」を使って勉強していきました。
「目からウロコ!」とか「初めてわかった!」と言っていただけると
とても嬉しい。

講座の後、最終日のコンサートにも出演させていただきました。

↑写真はリハーサルの様子。
写真左側にはハーモニカ界の「騎士」を自認する
ローゼンリッター』のお兄さま方。
最近は紅一点のまりちゃんが忙しすぎて「構ってもらえない」ので
男性だけの活動なのだとか。

わたくしは、いつもの「コンドルは飛んでゆく」を演奏しました。
この曲は複音を始めたときから取り組んではいるけれど
先代のようにうまく飛ばせるようになるにはあとどのくらいかかるかしらん。

同じく出演されていた柳川優子ちゃんと。
このたび、4枚目のソロCD「PASSIONATE」を発売なさったそうです。
その場でサインしてくれました。

皆さまお疲れ様でした。
う〜。温泉行きたい!