タンゴ・オペリータ《ブエノスアイレスのマリア》
@東京オペラシティコンサートホール
今年の1月に江古田でお披露目された、「あのオペラ」が
コンサートホールで再演されました。
1月から楽しみで仕方がなかったのです。
なぜかと言うと、
オリジナルメンバーだった
アメリータ・バルタールが初来日するから!
彼女の歌声を生で聴けるなんて、と
チケットが届く前からうきうきわくわく。
でも、オペラ初演からもう40年くらい経っている訳で
それだけ彼女も歳を重ねているわけで
そうすると声ももう出ないってことも・・・
と考えると少しドキドキ。
そんなものは杞憂に過ぎませんでした。
素晴らしい!!!!!!
彼女こそ「マリア」!
マリアそのもの!
歌詞は哲学的で難解で、私は専門家ではないので
興味のある方は小松亮太さんのページでお勉強してくださいね。
何通りも解釈ができるもので
「マリア」はバンドネオンなのか「タンゴ」なのか
はたまた別のものなのかわからないけれど
マリアは彼女しかいない、と思わせる演奏でした。
ちなみに、日本で一般的に「ブエノスアイレスのマリア」と
単品で言われている一曲は「Yo soy Maria(私はマリア)」
このオペリータのなかでは「受胎告知のミロンガ」と言う名前です。
鳴り止まぬスタンディングオベーションに応えて
アンコールで「受胎告知のミロンガ」を再び歌ってくれましたが
力強く、情熱的で魂のこもったものでした。
マリア、もといアメリータ・バルタールのお相手は
レオナルド・グラナドス(歌)
ギジェルモ・フェルナンデス(語り)
と、こちらも素晴らしい方々。
演奏家さんも、日本のタンゴ界の粋を集めた
素晴らしい方ばかり。
それぞれがリーダーでバンドを組めるような方々で
なんて贅沢な顔ぶれ・・・。
歌い手さんとの化学反応というものも
大きかったでしょうね。
【追記】
ブエノスアイレスのマリア評がbarksに載っていました。
専門家の感想はきちんと文章にされています。
どうぞご参照ください。
http://www.barks.jp/news/?id=1000092059
《おまけ》
こちらも豪華でした(笑)
昨日演奏会を終わらせたばかりの
ハーモニカの騎士で今年のFIH覇者・中園康介さん(左)
ハーモニカ王子で世界チャンピオンの先輩・水野隆元さん(右)のお二人が
ご一緒してくれました。
かっこいいお二人に挟まれてすっかりご満悦のわたくし♡
《ブエノスアイレスのマリア》さまさま。