夜桜能

第22回 奉納 靖国神社 夜桜能
に行ってまいりました。

生憎のお天気だったので、屋内の会場に振替で
火入れ式は見られず終いでしたが
本格的なお能を見たのは初めてで
幻想的な素晴らしい一夜でした。

舞囃子 【安宅】    梅若紀彰
狂 言 【蚊相撲】野村萬・野村万蔵
能  【二人静】梅若玄祥

【二人静】は「同じ力量を持った2人でなければ舞えない」という理由から
廃曲になっている流派もあるのだそうで、非常に難しい感じがしました。

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夜桜能なので夜桜の意匠の紬で、俄日本人。

それにしても、能というものは拍手のタイミングが難しい。
古来、拍手と言うものは日本の芸能にはなかったわけで、
それを想定して作られていない芸能に対しては
拍手は考えた方がいいのかしらと思いました。
能楽師や謡の皆さんには最大の敬意を表したいのですけれども、
拍手は静寂を破り、余韻を台無しにすることもありそうです。

佐藤秀廊先生が昔、ヨーロッパに遊学なさったときに
あちらのオーケストラの指揮者と拍手について意見を交換したことがあるそうです。
その際に先生はやはり謡曲の演奏を例にお話しされたことがあるとか。
字数が足りなくなったので、この話はまたそのうちに。

ファンタスティック・デュオ

崎元譲&美野春樹 ファンタスティック・デュオ
CD「日本の四季〜芳春」発売記念 コンサート
@STB139

に行ってまいりました。

「世界ふれあい街歩き」や数々のCMでお馴染みの
クロマチックハーモニカ奏者、崎元譲先生。
ピアニストの美野春樹さんとは30年来のご交友だそうで
息のあった素晴らしいDuoでした。
演奏もさることながら、美野さんのアレンジは
びっくり箱のよう。

フォスターやサティの名曲、
そして日本の叙情歌や美野さんのオリジナルまで
ハーモニカとはこんな魅力もあるのかと
はっとさせられる演奏でした。

客席は崎元先生のお弟子さんや大御所の先生方の姿もちらほら。
なかでも一番嬉しかったのが、八木のぶおさんにお会いできたこと☆
ブルースハープの印象が強い方なのですが、
なんとクロマチックを崎元先生に師事していらしたことがあるのだそうです。

八木のぶおさんと言えば
福山雅治さんの「桜坂」、
平井堅さんの「思いがかさなるその前に」など
名曲バラードでの演奏で歌をクってしまっている(と思う)くらい
素敵な素敵なアーティストさんです。
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ツーショットしてもらったの〜♪

【長文】父との対話(3月総括に変えて)

今回曲集を出版するにあたり、父の昔の原譜を見返していました。
そこにはたくさんの発見があり、
まるで父と対話をしているようでした。
ああ、こんな勉強をしていたのね、
そんなこと考えていたのね、
この頃はここに凝っていたのね、
この時代になるとなかなか洗練されて来て面白いな etc…

父が亡くなってから複音ハーモニカを始めて、
「寺澤博義の娘」としては誰を頼るわけにもいかず父の本で独学をし、
8ヶ月足らずで世界大会に出て運良く優勝”しちゃった”13年前。
右も左も判らずひたすら基準にしていたのは「お父さんならどうするか」でした。
それから13年、今までいろいろな経験をさせて頂いてから、
今回、父の軌跡をトレースしてまた改めて様々なことが判りました。

最大の発見は、
私がいままで当たり前と思っていたことは全然当たり前じゃなかった、ということ。

私は、父が出来ることは、ステージに立つ人、
「プロ」や「先生」と呼ばれる人なら誰でも出来るのだと思っていたのです。

寺澤博義というハーモニカ人、今にして思えば自分にも他人にも厳しかった父は
「プロ」それも「一流」のハーモニカ人であることにとてもこだわっていたし、
自らの追い求める姿、自分が良いと信じたもの、そして至高の瞬間のために
没頭し情熱を傾け続けていたのでしょう。
演奏をする以上、どんな状態であっても自分はプロである、
プロであることはどういうことか、常に話していましたし
最後のリサイタルでは彼のプロ根性をこれでもかと言うほど見せつけられました。

それが日常の風景だったので、私は音楽に限らず
「プロ」であるすべての人がそうだと思ってしまっていたけれど、
私が見て来たものは「寺澤博義」というハーモニカ人が
ハーモニカと音楽に真摯に向き合い感性を磨き、
常に先を見据え鍛錬を重ねている瞬間で、
すべての人がそうではないのですね。。。
そうではない人から見たら私は理想が高すぎるとか厳しすぎるとか
身の程知らずとか言われてしまうのかもしれませんけれど
そんな環境にいたから、私は今なんとかやっていけているのだと思います。
この数年、いろいろなことがあったけれど、今、一つだけ言えるのは
「私は自分の感性に自信を持っていい」ということです。
私の感性はそれを上回る感性を持つ両親が育ててくれた物だから、
その感性を信じていけば必ずいいようになるんじゃないかしらと。
だって父も母も幸せだもの。

実を言えばもっと早くハーモニカを始めなかったことを
10年以上、後悔し続けています。
父と私の感性が合わさったなら無敵だと思うから。
いろんなことをもっと教えてもらいたかったし、
今の私のレベルで一緒に舞台に立ちたかった。
この思いは一生消えないでしょう。
私は父の背中を追い続けるし、父と一緒にやりたかったことを積み上げ続ける。
だれも父の代わりにはならない。

父は
「何事も10年腰を据えてやらなければ道は見えてこない」
と常々言っていました。

この道に入って12年、先はなかなか見えてきませんが
私は「私であること」を引き受けることにしました。
それが今回「父との対話」をしてみて得た物です。

もっと高いところに行けるように。
もっとハーモニカを好きでいられるように。

いろいろとシフトしていこうと思います。

【新刊】3本で吹ける複音ハーモニカ曲集


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年明けから急展開した曲集が出来上がりました!

「3本(C.C#.Am)で吹ける複音ハーモニカ曲集
〜ハーモニカプレーヤーのためのカジュアルセレクション〜」

父の遺作の曲たちに私が少し加筆修正しました。

父の教本「複音ハーモニカをふこう」で独習した方にも
吹きやすいように、C/C#/Am の3種類のハーモニカを
お持ちであれば初めての方から上級の方まで
吹けるように編曲したものを収録してあります。

もちろん、サークルにお入りになっている方、
習っていらっしゃる方でも
人と同じは嫌だな・・・
とか
なにか新しい曲がないかな?
と探していらっしゃる方にもうってつけの本だと思います。

どんな曲が入っているかは写真↓をクリック!
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この本を編纂するにあたって
父の楽譜を見直していて いろいろと気づいたことがありました。
それはまた改めて書くことに致します。
この本に関するお問い合わせは お問い合わせページからもどうぞ。
いっぱい買ってくれたら重版するかも〜。
重版したらいいことあるかも〜(笑)

3本(C.C#.Am)で吹ける複音ハーモニカ曲集
〜ハーモニカプレーヤーのためのカジュアルセレクション〜
中央アート出版社1500円

ありがとう!Toots

とうとうこの日がやって来ました。
みんな大好き、ハーモニカおじいちゃんの
Toots Thielmans 高齢を理由に引退。
(産経ニュースより)

http://sankei.jp.msn.com/smp/entertainments/news/140312/ent14031223380006-s.htm

最後の来日は2011年でしたね。
私は毎日、ライヴに通いました。
あの時のあの時間、あの一瞬は
一生忘れません。
素晴らしい時間でした。

Tootsの音色はどんな人の心にも響く
魔法の音色です。

これからは録音でしか聴けなくなってしまうけれど
きっとずっと、ハーモニカファンを増やし続けてくれると思います。

ありがとう、そしてお疲れさま。
大好きよ♡

The Who-hooo「昭和よ」

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ハーモニカカルテット「The Who-hoo(フーフー)」の
岡本さんからCDが届きました。

青い盤「昭和よ」の中に
父が編曲した「ブルー・ライト・ヨコハマ」を
収録してくださっています。

やさしいアンサンブルの音色で
懐かしい日々に思いを馳せてみるのも
いいですね。

岡本さん、ありがとうございました!

テルミンと境界剪画

阿佐ヶ谷にある、北大路魯山人由来の「星岡」へ
夜咄の茶事に伺いました。

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大好きなアーティスト、テルミンの大西ようこさんと
境界剪画家の杵淵三朗さんによる演奏会つき
(つきというか、どちらがメインかしら。。。)

昨年11月の私の演奏会に
ようこさまが聴きに来て下さったのがご縁で
繋がりが出来ました。
私も大好きなお二人で
この組み合わせの世界観に触れたかったので
とても嬉しく思います。

しかも、お茶室でのお茶事まで。
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視覚が閉ざされると嗅覚や触覚・聴覚そして味覚など
他の器官がフル稼働。

とても研ぎすまされた不思議な時間を過ごしました。

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テルミンを弾くマネ(笑)

「星岡」主宰井関先生、ありがとうございました。

【新刊】複音ハーモニカ曲集

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4月から開講する新しい講座にあわせて
曲集を出版することになりました。

そのお話が出たのが年明け。
まず3ヶ月では無理でしょう〜という声を尻目に
弾丸執筆&校正が終わりました。
素晴らしいスタッフの皆様のお陰で
なんとか間に合いそうです!

今回は父との共著と言う形。
眠っている父のアレンジ曲集の中からいくつかと
私が少し書き足したものを併せて収録します。

写譜屋さん、Fさん、Kさん、ありがとうございます!

詳細が出ましたらまたお知らせ致します♡

2月総括

2月は逃げる!
ほんとうに。。。

今月はピアソラプロジェクトの初ライヴ〜名古屋遠征と
ハーモニカアンサンブルを堪能しました。
お世話になりました皆さま本当にありがとうございました。

新しい試みというのは
常に人生をわくわくさせてくれるものですね。
またいろいろと挑戦していこうと思っています。

4月に向けてちょっとバタバタしております。
(どこまで情報を上げていいかわからない)
また詳しく書きますね!