アンドレアモティス

昨日4月30日は国際JAZZデーだそうで
BlueNote東京では、エリック・ミヤシロさん率いる
ビッグバンドの特別公演が催され、
HPからライブストリーミング(配信)されていましたね。
直前に知って、しっかり楽しませていただいたのですが
その中でアンドレア・モティスという女性ゲストに
すっかり魅了されました。

アンドレア・モティス

トランペットもサックスも吹いた上に歌まで歌っちゃう23歳。
エマ・ワトソンのような容姿も可愛らしい。

うっかりすると「昔は良かった」と言いそうになる年代に差し掛かってきましたが
そうじゃないですよね。
トランペットもサックスも吹いて歌まで歌える才能なんて
この時代だからこそ出てきたと言ってもいい一面があると思います。
エスペランサ・スポルディングが出てきた時も
感嘆と衝撃で力が抜けたけれど
これからの時代、もっともっとそういう存在が出てくるのだと思います。
それだけ、テクノロジーが進化し、歴史が積み重なっているから。
わたしたちが苦労したことも
いとも簡単にあっさりと成し遂げて
新しい世界・価値観を作っていってくれる存在。

わたしは自分の両親の世代がとても羨ましい。
三島由紀夫が好きだし、橋本治が好きだし、
寺山修司などのアンダーグラウンドと呼ばれる文化にも影響を受けています。
何より、両親はThe Beatles以降のカッコいい音楽を
瑞々しい感性で初めて聴くことが出来た世代だからです。
ともすると、その時代に生まれたかったとほぞを噛むこともありますが
きっとわたしはこの世代に生まれ、いまこの感性で生きているから
良かったのだとも思います。
両親からしてみれば、わたしたちが羨ましいと思うこともあるのでしょうから。

昔は良かった、と言いそうになったら
アンドレア・モティスのことを思い出すことにいたしましょう。

さよなら平成、ありがとう。


(平成31年3月千鳥ヶ淵にて)

このところの平成狂詩曲に乗っかるつもりはなかったのですが
考えてみれば、御崩御による御代替わりではなく
ある種大晦日のようなものなので、
少しだけこの30年に想いを馳せてみました。

皆さんはどんな30年でしたか?
私は昭和生まれですが、しっかりした記憶が伴うのは
平成になってからの方が多く、
改めて、いろいろな経験をしたものだと感慨深く思います。

この30年に私と関わってくださった、全ての皆さまに感謝を申し上げ、
また、次の御代もつつがなく幸多かれと祈るばかりです。

君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで

ありがとうございました。

新潮講座

九段フェスの時に偶然手に取ったチラシをみて
新潮講座へ行ってきました。
宮部みゆきさんの特別講演会
聞き手は、読売新聞編集委員の鵜飼哲夫さん。

夜の出版社に入るのは初めてで、
ワクワクドキドキ。
そこからもう楽しみの扉が開くわけです。

さすがに言葉のプロだけあって、お話に選ぶ言葉も面白くて
覚えておきたい言い回しをメモするのに
筆記が追いつかないくらいでした。

宮部さんは読売新聞の読書委員もなさっていて
二週間に一度、厳選された200冊のなかから、何冊か本を選んで読み
書評を書いていらっしゃるそうなのですが
書評欄というのは一字一行はみ出しても少なくても困るというくらい
字数が決まっており、それを厳密に合わせるため
文体を意識するようになったそうで、
最近のご自分の文体にも影響が出てきたというお話も聞けました。
また、その表現が独特かつわかりやすくて

「それまではミルフィーユみたいに重なっていたものが
肘をたたんでスイングするみたいになってきた。
でもまだ、新しいユニフォームが体に馴染んでいない感じ。」
という。

ああ、もう、こういう表現好き。

ちなみに、現代の日本では一日約200冊、
年間約7万冊の本が新刊として出版されているそうです。
時間がいくらあっても足りないね。

私はマニアではないので
すべての宮部作品を読んでいるわけではありませんが
宮部さんのルーツになったものとして今回ご紹介されていた作品なども
読んでみたいと思いました。

『模倣犯』では浅漬けができる。
『ソロモンの偽証』はいい感じの押し寿司ができる。

そのくらいの分厚さ(重さ)なのだそうです。

九段フェス終わりました

ちょうど開花宣言が出された日でした。

入り口にはこんな、春らしい看板。

直前までしっかり練習をして臨みました。

一番後ろの席まで、しっかりといい音が響いていたそうです。
心配されたお天気もよくなって、お客様もたくさんでした。

また来年もできるといいですね。

詐欺に注意

60代女性の生徒さんのところに、
このようなハガキが来たそうです。

「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」

差出人住所を調べたら財務省でした。
幸い、被害もなく、注意喚起のために
お友達に見せて歩いている、ということでしたが

ご本人の許可を得てここにも掲載させていただきます。

九段フェス2019

九段下の生涯学習館で月2回練習をしている
自主サークル「九段ハーモニカクラブ」さんが、
初舞台です。

いつもに増して、皆さんの練習が熱を帯びています。
目標があるっていいですね。

3月21日(祝)12時ごろから。
ちょうど、千鳥ヶ淵も少し咲き始めになる頃でしょうか。
一足早いお花見がてら、ぜひお運びください。

RAISE VIBRATION

久しぶりに好きなCDを見つけました。

Lenny Kravitz のRAISE VIBLATION。

ジミヘンやサンタナを彷彿とさせるメロディーだったり、マイケルジャクソンの叫び声が入っていたり。

さすがです。

夏の夜、満天の星を寝っ転がって眺めるとか、ジャケットにもあるけれど、海に沈む真っ赤な夕日を眺めながらとかで聴きたい。

というか、居ながらにしてそんな感じになる。

癒される〜。

橋本治

「とめてくれるなおっかさん
背中の銀杏が泣いている
男東大どこへ行く」

名コピーですよね。
大学の学園祭のポスターに。

どこの誰が作ったとか背景とか知らないけれど
「とめてくれるなおっかさん
背中の銀杏が泣いている」
というのはすぐに絵が浮かんでくるくらい
インパクトが強くてなぜかそこだけ覚えていた。

その言葉を書いた人を知ったのは
高校に入ってからですが、
桃尻語訳よりも私はこちらの方が名作だと思います。

「窯変」とはよく言ったもので、
名訳と言われる『源氏物語』は
与謝野版・谷崎版・円地版・瀬戸内版と数あれど
一人称で描かれた『源氏物語』はこれだけ。

「一口に“古典”で片付けられてしまう様々な作品群を見ていると、
今の文学というのはなんと寂しいものだろうと思う。〜中略〜
今度の私の源氏物語は、ただ一言、絢爛豪華をやりたいーこれに尽きる。
〜中略〜日本語ってこれだけ凄いんだぞ」という著者の言葉。

たしかにキラキラしていて、日本語の虜になった。
何より、光源氏の視点から描かれた世界の豪華さと虚しさ。
光源氏という人間がとっていた行動が腑に落ちる、そんな物語だった。

まだ70歳。
文筆業としてはこれからもっと、という時期なのに。
この間も野間文芸賞を受賞したばかりじゃなかったかしらん。

久しぶりに膝から崩れ落ちるほどの衝撃。
冬が嫌いになりそうだ。

謹んで哀悼の意を表します。